僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

柊哉はゆっくりと近付き、そっと彩菜を抱きしめた。


「おまえばっかり話さんと、
俺の話も聞けや・・・」


「ううっ・・・」


柊哉の抱きしめられた彩菜は、
すがるように柊哉の胸に顔を埋める。


「あの子は彼女じゃない、学校のクラスメイトや。
彩菜が勘違いするような関係じゃない」


「・・・・・」


「それと、あんなことしてごめんとか、
遊びやと思ってくれとか、許してくれとか、
そんなこと言うなよ・・・
俺には・・・俺にはすごい大切なことやってんから」


「えっ・・・?」


「あの夜があったから俺は気付けてん、
彩菜が好きやって」


「!? 柊哉・・・?」


「だから俺にはすごく大切なことやった、
すごくうれしいことやった。
大好きな彩菜と一つになれたんやから。
気付くのがちょっと遅くなったけどな、
だからそんなこと言うな」


柊哉はぎゅっと力強く彩菜を抱きしめた。


「彩菜、俺もおまえが大好きや、
嫉妬してまうくらいおまえが大好きなんや」


「柊哉・・・」


彩菜の目からまた涙が溢れ落ちた。