僕が恋した、13歳年上のお姉さん  

「んんっ、ぐぐっ・・・」


その手を離さそうともがく彩菜、
しかし柊哉もその手を離そうとはしない。


「うるさい! 静かにしろ!」


「んんっ・・・」


観念したのか、彩菜は抵抗を止めて力を抜き、
ぐったりとしたように大人しくなった。


「たくっ・・・ で、今日はなんや?
また会社で嫌なことあったんか?」


部屋にはよく来るが、こんな風に酒を飲んでくることは珍しい。
だいたいこんな時は会社で嫌なことがあった時だ。


しかし今日はかなり飲んでるなぁ・・・
相当嫌なことがあったんか?


いくらご陽気な様子でも、
嫌なことがあったかはどうかくらいは柊哉にもわかる。



「ええ~っ? 別に何もないよぉ~。」


彩菜は柊哉の質問をはぐらかす様に
甘えた声で目線を逸らした。