それでも私は貴女の幸せを願った

たった一人の哀れな貴女

私を知る唯一の貴女




愛おしい


愛おしい




だからこそ 私は世界よりも貴女を選んだのです




終わりは始まり




貴女の背中を押しました




貴女が笑ってくれるなら 私はこの身などいらないと思ったのです




終わりは始まり



もう その先は歌わない

貴女の気持ちが揺らがぬように



草原を駆け出す貴女の後ろ姿に何も残らないように




さようなら 愛おしい貴女



夢から覚めた貴女にはもうこの歌は届かない





私が形を捨てて歌を止めれば

bleu de jardineは遠からず本当の海に沈むでしょう




けれどどうか笑っていて

私が消えても

夢が消えても




目覚めても 貴女が奇跡に愛されるように

私がずっと 願うから






そして私は 青色の一つになる