私を作ったのも貴女


この世界を作ったのも貴女



夢と貴女が私を生かす



けれど私は知っているのです

この夢に終わりがあることを



人は いつか気がつくでしょう


幻想は 悲しいものだと

夢など 儚いものだと



いいえ もう気付いているのです

雨のように降り注いだ金平糖も 今はほんの数えるほど


油断をすれば見逃しそうなほど

少なく 小さくなっているのです




そして貴女も気付いてしまう



貴女の居る場所には続きがあることを



貴女が鳥籠の扉を開けた時 世界は変わる


清らかな足は大地を踏み

夢を描く羽根は空へと散りゆく



貴女の新しい日々は 私の終わりと共にある