教室は、同中の子どおしがワイワイ喋っていて声をかけづらい雰囲気をまとっていた。


「あ、あの…!」あたしに声をかけてきてくれたのだろうか?後ろからかわいい声優みたいな声がした。あっ!と思い、振り返ると…
「あ、あたし?」聞いて見た。もしかしたら、違ったかもしれない。全然違う、あそこの同中の人に声をかけたのかもしれない。色々とネガティブに考えたが…
「うんっ!そう。同中の人いないの?違う組にいるの?」あ、やっぱみんな同中がいるのか。
「ううん!同中の人いないんだぁ〜!残念ながらね‼」
「あ、そーなの?あたしもこのクラスにはいなくて…しかも、O組だって!会いにいくのに時間かかるし…」やばぃ、かわい〜(≧∇≦)名前聞いてないな…
「ホントダネー!ねぇ、名前教えて」
「あ、そうだね‼ゴメンな。伊藤晴香です。ヨロシクね」