生徒どころか、先生すらここ六年間ずっと出入りしていなかった視聴覚室。
開かずの教室と呼ばれていた扉を開けてから、怪奇現象が始まったといっても過言ではない。
「私は、卒業される大切な先輩方と、今後もお世話になる先輩方と、そして同級生である一年のみんなと、思い出に残る定期演奏会をしたいんです。
そのためには、このまま不安要素を残したままでは成功出来ないと思っています。だから、私はあの幽霊について調べてみようと思うんです」
そこでようやっと、ざわりとみんなが騒ぎ始めた。
動揺したような、からかうような、呆れたような、様々な反応がまぜこぜになって私のもとへ飛んできた。
「今言ったことに偽りはありません。これは、生半可な宣言ではないんです。ちゃんとやり遂げてみせます。ですから、何でもいい、情報が欲しいんです。
その幽霊を見かけたことでも、何かおかしなことが起こったことでも構いません。いつ、どんな時に現れるのか、幽霊は一体誰なのかを知りたいんです。
何故視聴覚室なのかも知りたいんです。よろしくお願いしま――」
バンッ!
私の叫びとざわめきを打ち消すほどの音が、音楽室に響き渡った。
誰もが驚きで口を閉ざし、一斉に音の鳴った方へと視線を移す。
開かずの教室と呼ばれていた扉を開けてから、怪奇現象が始まったといっても過言ではない。
「私は、卒業される大切な先輩方と、今後もお世話になる先輩方と、そして同級生である一年のみんなと、思い出に残る定期演奏会をしたいんです。
そのためには、このまま不安要素を残したままでは成功出来ないと思っています。だから、私はあの幽霊について調べてみようと思うんです」
そこでようやっと、ざわりとみんなが騒ぎ始めた。
動揺したような、からかうような、呆れたような、様々な反応がまぜこぜになって私のもとへ飛んできた。
「今言ったことに偽りはありません。これは、生半可な宣言ではないんです。ちゃんとやり遂げてみせます。ですから、何でもいい、情報が欲しいんです。
その幽霊を見かけたことでも、何かおかしなことが起こったことでも構いません。いつ、どんな時に現れるのか、幽霊は一体誰なのかを知りたいんです。
何故視聴覚室なのかも知りたいんです。よろしくお願いしま――」
バンッ!
私の叫びとざわめきを打ち消すほどの音が、音楽室に響き渡った。
誰もが驚きで口を閉ざし、一斉に音の鳴った方へと視線を移す。
