「洋子? どうしたの? もう大丈夫だよ、大丈夫。私がいるから。ちゃんといるから、ね?」
「顔なの! 今度は顔が見えたの!」
その言葉にぞくりと震えた。
今度は、という言葉は私にしか通用しない。
それは以前、一緒に手のひらを見たからだ。あの、窓ガラスにぺたりと張りついた真っ白な手のひら。
「怖い! 怖いよぅ理香! 私あの女の幽霊と目が合ったの! 絶対呪われるよぉ!」
髪の毛が絡まったカーテンレール。真っ白な手のひら。メグミたちが見た、制服を着た長い黒髪の女子生徒。
そして、洋子が見た女の幽霊。
これはもはや、憶測ではない。
確実に、あの視聴覚室にはうちの学校に在籍していた女子生徒の幽霊が存在するんだ。
もし仮に、部長が言っていたようにあの教室を開けてしまったことが原因だったなら。
洋子はバッチリ見たのだから仕方がないけれど、洋子みたいに怖がって練習にも出てこれない部員がどんどん増えてしまったら。
それ以上に、もしも本当に、その幽霊に洋子が呪われてしまったら――
「顔なの! 今度は顔が見えたの!」
その言葉にぞくりと震えた。
今度は、という言葉は私にしか通用しない。
それは以前、一緒に手のひらを見たからだ。あの、窓ガラスにぺたりと張りついた真っ白な手のひら。
「怖い! 怖いよぅ理香! 私あの女の幽霊と目が合ったの! 絶対呪われるよぉ!」
髪の毛が絡まったカーテンレール。真っ白な手のひら。メグミたちが見た、制服を着た長い黒髪の女子生徒。
そして、洋子が見た女の幽霊。
これはもはや、憶測ではない。
確実に、あの視聴覚室にはうちの学校に在籍していた女子生徒の幽霊が存在するんだ。
もし仮に、部長が言っていたようにあの教室を開けてしまったことが原因だったなら。
洋子はバッチリ見たのだから仕方がないけれど、洋子みたいに怖がって練習にも出てこれない部員がどんどん増えてしまったら。
それ以上に、もしも本当に、その幽霊に洋子が呪われてしまったら――
