「変なことって、何?」
私を含め四人が揃ってメグミを見つめた。
洋子は例の彼氏と楽しいランチをしに出かけている。
「私ね、今日二階の空き教室で練習してたんだけど……一人になった時、変なもの見ちゃったかも」
「……え?」
思わず顔がひきつったのは私だけで。
周りのみんなは「またまたぁ」と笑いのけ反る。おそらく、こんな昼間から何が出るのといった風だ。
「ほら、さっき先輩たちが衣装合わせしに音楽室に集まったでしょ? だから私もちょっと休憩しようかなって思って……」
サクソフォーンをケースの中に置くと、メトロノームを止めた。
うーんと伸びをしていたところに、どこか近くで「カチャ」という音が聞こえてきたという。
「どこかの鍵が開いたような音だったの。二階は今日、サックスメンバーしか使ってなかったから、他のパートがやって来てどこかの教室の鍵を開けたのかなって」
声をかけようと廊下に顔を出すと、誰もいない。
左、右、もう一度左を見た時、すっと視界の端を何かが横切った。
北側の、廊下の突き当たり。右に折れたら二年校舎へと続いていく場所。
私を含め四人が揃ってメグミを見つめた。
洋子は例の彼氏と楽しいランチをしに出かけている。
「私ね、今日二階の空き教室で練習してたんだけど……一人になった時、変なもの見ちゃったかも」
「……え?」
思わず顔がひきつったのは私だけで。
周りのみんなは「またまたぁ」と笑いのけ反る。おそらく、こんな昼間から何が出るのといった風だ。
「ほら、さっき先輩たちが衣装合わせしに音楽室に集まったでしょ? だから私もちょっと休憩しようかなって思って……」
サクソフォーンをケースの中に置くと、メトロノームを止めた。
うーんと伸びをしていたところに、どこか近くで「カチャ」という音が聞こえてきたという。
「どこかの鍵が開いたような音だったの。二階は今日、サックスメンバーしか使ってなかったから、他のパートがやって来てどこかの教室の鍵を開けたのかなって」
声をかけようと廊下に顔を出すと、誰もいない。
左、右、もう一度左を見た時、すっと視界の端を何かが横切った。
北側の、廊下の突き当たり。右に折れたら二年校舎へと続いていく場所。
