ガタガタ震えながら、私と洋子は携帯を見つめたまま抱き合った。
未だに、受話口からノイズのような音が聞こえてくる。
数秒だったけれど、私たちには数分にも、数十分にも感じたその恐ろしい時間は、プツッという音によって終わりを告げた。
「……き、れた?」
「うん……っぽいね。画面、いつもの待ち受けに戻ったから……」
「やばいよ、理香。早くここから離れよう?」
真っ青になった洋子の顔。目には涙が浮かんでいる。かくいう私だって同じ姿だろう。
「うん、行こう! ここから逃げよう!」
転がったままの携帯をすばやく拾い、顔を上げた。
視線の先には視聴覚室の窓。
そこに、その窓ガラスに、カーテンの隙間から伸びた真っ白な手のひらがぺたりと張り付いていた。
「いやぁぁぁぁーっ!!」
今度は叫ばずにいられなかった。
私たちは無我夢中で職員室まで走りに走った。
未だに、受話口からノイズのような音が聞こえてくる。
数秒だったけれど、私たちには数分にも、数十分にも感じたその恐ろしい時間は、プツッという音によって終わりを告げた。
「……き、れた?」
「うん……っぽいね。画面、いつもの待ち受けに戻ったから……」
「やばいよ、理香。早くここから離れよう?」
真っ青になった洋子の顔。目には涙が浮かんでいる。かくいう私だって同じ姿だろう。
「うん、行こう! ここから逃げよう!」
転がったままの携帯をすばやく拾い、顔を上げた。
視線の先には視聴覚室の窓。
そこに、その窓ガラスに、カーテンの隙間から伸びた真っ白な手のひらがぺたりと張り付いていた。
「いやぁぁぁぁーっ!!」
今度は叫ばずにいられなかった。
私たちは無我夢中で職員室まで走りに走った。
