この学校は入学式が終わってから
クラス発表がある。
「俺のクラスはーっと
2組だ。」
「俺も」
「また一緒か」
「悪りぃのかよ」
そんなやり取りをしながら
教室にいく。
ちなみに一年生のクラスは全部で
7クラス。
「ねっ!あの2人かっこよくない?」
「やばいっ超タイプ〜」
「きゃー‼今目あったー」
「いーなー‼こっち向いて〜」
「俺たち人気ものだな♪」
「なんでそんなにうれしそうなんだよ」
中学生の時からずっと
俺たちは女から付きまとわれていた。
だから俺はもうウンザリなんだ。
全く嬉しくねぇ。
「そんなにめんどくさいならさー、
嫌われちゃえばいいんじゃない?」
「おぉ、その手があったか!
たまにはいいこと言うな!」
「おぅ!思う存分嫌われて来い!
…そしたら俺が1番人気♪」
ドカッ。
「痛ってーな!」
「1番人気ーとか変なこと考えてんじゃねーよ」
「だって俺今までは二番めだったから
一位なりたいんだもん!」
どんな理由だよっ
まあとにかく嫌われないとなー…
「黙れ。メスブタ共」
しーん。
お!成功か!?
やっと静かな日々を…
「「「「「きゃー♡」」」」」
「口が悪いところもかっこいいー」
「俺様ー♡」
「愛のムチー」
「もっと好きになっちゃうわー」
嘘だろ…

