学校に入り
体育館の席につく。

体育館はザワザワしていて
耳触りだ。

「なぁなぁなぁなぁなぁなぁなぁ!!!!!」

真司が俺の肩を猛烈に叩いて来る。

「なんだよ?」

「あの子めっちゃくちゃ綺麗じゃね?」

真司が指差す方を見てみると

…男?
むっきむっきのマッチョがいた。


「お前にそんな趣味があるとは…」

「どこみてんだょ。バカ
おれが言ってんのはあの子!
あそこに座ってる子!」

「…ーっ」

俺は喋ることを忘れてしまった。

あまりにもその子が美し過ぎて。

息を飲むほど綺麗だ。