授業が始まる前は必ず一回は
桜さんに話しかける。

もちろん返事はない。

お昼はパンとミルクコーヒー。

一人で中庭で食べてる。

それからは英語の本をよんで

昼休みが終わると

走って教室に戻り

また桜さんに話しかけ、授業にとりくむ

「普通じゃねーか」

「以下同文。」

残りの観察は帰りだ。

「「「さようなら」」」

「桜さん、さようなら‼
また明日ね」

桜さんに挨拶してから
すぐに学校を出た。

「あいつの家はどこなんだ?」

「知らねーよ。
あ!やべっ!曲がった!」

俺たちは電柱に隠れたりして
忍び足で相太の後をつけた。

相太が入って行ったところは…