ガタっ!!


由奈ちゃんが急に立ち上がった



「あのセンセー、許せない……!!!!」




由奈ちゃんは普段怒らないのに、怒ってくれてる。



お母さんのために怒ってくれてる…



嬉しすぎて涙、止まんないよ……



「由奈ちゃん、落ち着いて…」



肩で息をしている由奈ちゃんをなだめるように蓮也が優しい口調で言っている





「それでね…
センセーが逃げて行ったの。
その後バタバタ警察に通報して救急車呼んだの… 傷は浅かったから助かったんだけどね…」




「うん…そんな事があったのか…」



「唯ちゃん、気付いてあげられなくてごめんね…?? 」



それから、さっきの事も全て話した。




「とりあえず、今から警察行こうか??」




「うん……」