「加藤…お前、チャラチャラしすぎなんだよ… 自覚してんのかぁ?」



チャラチャラなんて…してない…



「この髪だって…」

そう言ってセンセーはあたしの髪を触りだした。



「違う!これは生まれつきだからっ!」



そう、私はお母さんと一緒の金に近い色



それはお母さんも生まれつきで、私も生まれつき




「じゃぁ…それを証明できる人はいるかね…?」




お母さん…



お母さんしかいない…



今、センセーとお母さんを会わせたら…


きっと、取り返しのつかない事になる


「い…いませんっ…」




「保護者もいないのかね?」




「…っ……い……いま…す……」



「一回、その保護者と話したいんだが。」



センセー…


あたしのお母さんを口説いたクセに…


レイプしたくせに…


そして…殺そうとしたし…



なにがしたいのっ!?



「最近、保護者は…お母さんは、仕事で忙しいので。」




「じゃぁ、休みの日でもいいんだ。」



図々しいな……




「分かりました。相談してみます…」