何度掻き消そうとしても消えてくれない


バカみたいに騒いだって


いつだって私の中にある


あなたはもうとっくに


新しい一歩を歩いてるのに


私だけがまだ取り残されてる


消えない痛み


見えない傷


刺し傷みたいに私を蝕む


同じ痛みを抱えた人なんかいないんじゃないか


そんな独りよがりの卑屈さが少しずつ広がって


光さえ見えなくする


たかが恋をなくしただけ


そう笑われるんだろうか?


強がりで意地っ張りな私は


この痛みを誰かに伝える事さえできずに


今日も一人


空っぽの笑顔を張り付け


ただ生きている