「ねえ、斗吾」

『何??』

「もし、私が病気にかかったらどうする?」

『いきなりどうしたの』

「いいから答えて」

『そうだね、重さにもよるよ』

「余命がでるような病気」

『...李亜はいつも突然すぎるよ、でも、うん、余命がでるような病気になってしまったらずっと傍にいるよ。寝るときもそんで遊びまくろうよ、あ、でも治すのに専念するのもいいね』

「....真面目に考えてくれるとこ好きだよ」

『やけに素直だね、明日は嵐かな?』

「一言余計なのよ」

『でも、なんでいきなり?』

「昨日見た映画が恋人が病気にかかるって話だったのよ」

『李亜は影響されやすいもんね』

「うふさいわよ」

『もし李亜が病気になって喋れなくて髪もなくて、僕のこと忘れてしまっても』