「もう少しマミと恋していたい。」

僕の素直な今の気持ち

結婚がその先にあるのかもしれないけど

これから22歳を迎えるマミにとって

それは、少し早いかな。って・・・

「なぁ・・・どう思う?・・・・」

マミが置いていった

クマのぬいぐるみに話しかける僕。

部屋の大掃除をしながら

僕はそんなことを考えては

マミとの新しい年に

胸を躍らせていた。

僕の年末年始は

例年どおり質素な感じで

店は閉めてるし

実家へ行って

食って・・・寝て・・・

寝て・・・

「あーーー」

正月明け

僕はこの年

店を例年より数日早く再開した

マミがいなければ

僕の日常はまた素朴なもんで

常連客はいつも僕を「沢田~・・・」って

そんな毎日

僕はそんなゆるい毎日が嫌いではない。