「マミ・・・今日は・・・おめでとう。」

久々に見るマミは今日はとてもキラキラしていた。

「緊張してるの?」

「・・・うん・・・さすがに。」

「マミ・・・綺麗だよ。」僕の素直な気持ち。

「早く・・・早くぅ・・・」マミは何か急いでいるようだったから

僕は注文どおりに髪を仕上げていった。

メイクも入り

ますますマミは一流のモデルに変わっていく。

いつしか僕はマミには近づけなくなった。

ショーの開幕が近づき

楽屋は慌ただしく・・・

「こんな世界にマミがいるなんて・・・」

いつもあんな小さな美容室で

ツンツンしているマミはどこへ行ったのか?

僕の後ろからスッと歩いてくる一人の男

男は

マミに近づいた。

「マミ。」

マミは一瞬

時間が止まったような・・・・

「カイくん・・・・」


マミは


僕の前で


カイに抱きしめられた。