君との出会い…それは突然の親友からの報告だった…。

「あっけみーっ!!」バタバタと走ってきた私、本多 明美の親友、霜月 悠里。「ほんと、ゆーりは元気だなぁ。で、どうしたの?そんなに慌てて。」そう聞き返すと、「あ、あのね…実は剣崎君と付き合うことになったの…!」、、、え?

「、、、ってえええぇぇぇーーーっ?!」こりゃたまげた…。あの男嫌いのゆーりが…。「も、もうっ!あけみ声デカいよぉっ!」まじみたいだなぁ…。

「ま、まって。剣崎って誰だ…?」その質問は予想外だったようで悠里は目を丸くした。
「…え?あの剣崎君だよ…?もしかしてあけみ知らないの…?」「…はい。そのもしかしてですっ!」「そんなキリッとして言われても…。てか、ほんとに知らないのっ??」いや、そんな顔で見られても知らないもんは知らないし……。嘘は言わないほうがいいよね…?
「う、うん。知らないよ…。」って正直に言うと予想外の答えが…。
「そっかあ…。じゃあ、今日の放課後に紹介するねっ!」え、おいおい。話が勝手に進んでるよ…。「まぁ、いいよ〜。」どーにでもなれっ!


放課後

「こちらが私の彼氏の剣崎 唯人君でーす!」と満面の笑みで彼を紹介するゆーり。「どーも。彼氏の剣崎です笑」少し冗談混じりに名前を言う剣崎君は世にいうイケメンで少し…少しだけかっこいいと思ってしまった…。
「悠里の友達の本多です。ゆーりのことよろしくね。頼まなくても大丈夫だと思うけど…。」私がそういうとゆーりは笑いながら怒り、剣崎君は口パクで『はい』と言った。

そう、私はこのとき恋をしてしまった…

親友の彼に……


* *
それから1ヶ月後

「ゆいくん、はい。あーん」微笑みながら剣崎くんに弁当を食べさせているゆーり。
「んー、自分で食べれるよ〜」照れながら言う剣崎くん。

その2人を見ている私。

今、3人でご飯を食べています。

…なんか私って邪魔者みたいだな。

2人きりにしてあげたいのに…
ゆーりが一緒がいいって言うから…
でも、、剣崎くんと一緒にいれて
嬉しい…。だけど…剣崎くんはゆーりの
彼氏…好きになっちゃダメな人…。

涙が出そうだな…。でも泣いちゃダメだ。ゆーりに心配かけられない。