「あれは、」 「汗とかくだらん嘘次に言ったら、ただじゃ済まさん」 二菜は黙った。 言うつもりだったらしい。 「俺、ごまかされんの嫌いなんだよ。 どんだけ苦手でも、事実だけが味方する。 嘘も方便なんてそれこそ嘘だ。 嘘ついたことをごまかしたい人間が作ったことわざだと俺は思う」