先生、教えて。



八代は、二菜のただならぬ様子にすぐに気付いた。



「どうした?」


「せんせ…あたし、こんなの……」




両手で顔を覆う。


ファーストキスを奪われて、

それも、同志だと思っていた友達で。





こんなこと言えない。





何も知らずに心配してくれている八代は

怪訝そうな表情をするばかりだ。