先生、教えて。


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退屈な担任による国語の授業中。

二菜は落書きに徹することが出来なかった。


八代は始終二菜を見るのである。




やりにくい…。








「…さてと。ここまでで何か質問は?」



八代を慕う女子生徒たちが、はいはいっと手を上げる。


「じゃあ七井」


「先生、彼女いないの!?」


「国語と関係ないじゃん!」



八代が笑って突っ込むと七井さんはてへっと舌を出す。



「そういう質問はホームルームの時聞くから。他にないか?」




誰も手を上げない。


ホームルームがまた長々と続くのか…と憂鬱になっている二菜に爆弾が落とされたのは

その数秒後である。




「じゃあ、今日の授業これで終わりなー」

「え、早くない?」


「その代わり、今日はノート集めるぞー」




頬杖をついていた二菜は、その一言に固まった。



はい?
今何と…?



他の生徒たちの間でも「えーっ」とブーイングが走る。