「今何て呼びました?」 「二菜」 「何で呼び捨て!?」 「だってこの家の人ら、みんな〈但馬〉だろ。 区別つけた方がいいと思って」 「やめてください気持ち悪い」 「何だよ、照れてんの?かーわいっ」 あはははとおちょくる担任教師に 二菜は百回ほど包丁で刺したい衝動に駆られるのだった。