でもやっぱり、痛いものは痛い…。 顔をしかめていると、不意に先生が 「──…二菜」 と呼んだ。 「愛してる」 さっきふざけて告げられたものとは違う、本物の言葉に思わず涙があふれた。 「え!?そんなに痛い? ごめん、もう終わりに…」 「バカ!」 先生、ここは悟ってよ。 鈍すぎるよ。 「嬉しいの、愛してるって言ってくれて…。 あたしも先生のこと、愛してる」 先生の表情がパッと明るくなるのが暗がりでも分かる。 そのくせ、 「そんなの知ってる」 なんてほざくところはやっぱり子どもだ。