「──…約束は、破るためにあるんです」 離すと、囁くようにそう言う二菜。 「一見ちょっとカッコいいけど、よく考えたら最低な台詞だな」 「先生の〈ルールは破るためにある〉って名言に乗っかってみたの」 記憶力良すぎ。 もう我慢しない。 できない。 何せ本人からの許可が降りてしまったんだから。