二菜はその意味をやっと分かり、そして顔を真っ赤にした。
もうこうなったらヤケクソだ。
俺はそのまま続ける。
「──足りない。もっと欲しいんだよ、お前が…。
その身体も心も、全部俺でいっぱいにしたい」
二菜は耳たぶまで真っ赤にして、バカみたいに俺を見つめている。
あーもうっ、やめろマジで。
可愛いとか思っちゃうじゃん
押し倒したいとか思っちゃうじゃん!
内心ぐるぐると葛藤しながら続ける。
「でも、二菜を大切にしたいから我慢してるんだよ。
卒業まで待つって話だったろ?
だから、頼むからあんまり刺激しないでくれ」
「…分かった」
二菜は俯いて頷いた。
そうか分かってくれたかとホッとしたのも束の間。
二菜は俺にぎゅっと抱きついてきた。

