「どうしてもなりたい。 投げ出したこの数年間書きたくて書きたくてたまらなかった。 実は結構、ノートに書いたのが溜まってる」 それは少し意外だった。 二菜にそんな素振りを見せたことは一度もなかったからだ。 「死んだ彼女もずっと、夢を叶えてほしいって言ってた。 今日は本当は小説家になるってことを報告しようとしたんだよ」 えっ。