「二菜」 呼ばれて顔を上げると、力いっぱい抱きしめられた。 初めてのことではないのに、慣れない二菜はやはり心拍数が上がってしまう。 背中に腕を回そうとしたとき 「俺、学校辞めて小説家になる」 と突然言わせた。