その手に握られているのは…デジタルカメラか。
「いやぁ、良いショットが撮れましたよ。
美人な保健の先生をソファーに押し倒して服をビリビリにする校長。
…何考えてんですか」
急に、八代の声のトーンが下がる。
「か弱い女性に力で無理やりコトに運ぼうとする男、
俺は見てて吐き気がするんすよ」
「八代先生、あんたっ…」
「このデータどうしよっかな。
ネットで流したら面白いことになりそうですよね」
校長がスッと目を細めて尋ねる。
「君の望みは何だ。金か?」
八代翔悟の答えは簡単だった。
「神谷三佳子という一人の女性を、解放してあげてください」

