羞恥と腹立たしさで離そうとした腕は、素早く掴まれて引かれる。
そのまま正面から八代の胸に飛び込む形になり
抱きしめられた。
何か先生のペースに巻き込まれてないか、あたし…。
少し悔しくて、腕の中で拗ねた声を上げる。
「意地悪」
「知ってる」
「甘えん坊」
「知ってる」
「エロ教師」
「知ってる。
…でも、そんな俺でも好きなんだろ?」
くそう、反論できない。
黙ってしまうと八代は小さく笑い、二菜の頭を優しく撫でる。
続いて頬から耳に触れられ、二菜は身震いした。
そして、それはとてもまずい反応をしたことに気がついた。
「二菜、ここ弱いの?」

