俺は驚いてまじまじと二菜を見つめた。 照れてる。 俺にも分かるくらい物凄い勢いで照れてる。 可愛いけど、素直じゃない返しはつまらない。 「ふーん?」 翔悟は、急に二菜から離れて壁に寄りかかった。 「嬉しくないんだ。 じゃあもうキスしないね」 「……」 しばらく間を空け、 「…………いや」 か細い声を辛うじて聞き取った。