「二菜と話していると、俺の生活は色がついたみたいに明るくなったよ。 本がマイナスなものなんて思わなくなった。 毎日堂々と読むことで、自分らしさを取り戻せた」 だから二菜、と翼は二菜の手を取る。 「好きだ。…あの時からずっとずっと大切な女の子だった。 無理やりキスして、俺本当に最低だった。 ごめん。 もしも遅くないなら、俺を見てほしい。 俺と付き合ってほしいんだ」 翼の真剣な瞳に、二菜はドキリとした。 ずるいよ。 そんな風に言われたら、もう昨日のこと 怒れない。