覚えてる?と尋ねる翼に二菜は深く頷いた。 「忘れるわけないよ。 翼は小説を持ってた」 「二菜は画集を持ってたよね」 …あれ、一条くんだよね。こんなとこで会うなんて偶然。 意外、本なんて読むんだ。 …地味だろ?笑っていいよ。 …何で?本が読めるなんて尊敬するよ。 あたしは漫画か絵しか受け付けないから