嘘と微熱と甘い罠


こいつ、バカでしょ!!

なに考えてんのよ!!

頭の中、お花畑どころか花満開なんじゃないの!?





熱くなった身体の熱は。

相良に触れている指先から相良に伝わってしまっているはず。

でも。

そんなのどうでもよかった。





「とうとう頭イカれた!?」

「イカれてねぇ。至って正常」

「だったらなんで相良の好みなんて聞かなきゃなんないのよ!!」

「なんでって…ココに来る途中で俺、言ったよな」





途端。

相良の目が“男”になる。

その目に。

身体の真ん中が“ドクン”と跳ねた。

跳ねた部分は明確ではないけれど。

そこに身体中の熱が集まっていく。





相良はキュッ、と指先に力を込めると。

私を引き寄せた。

その後、耳元で囁かれた相良の声に。

腰が落ちた。





「“お前のこと、抱きたいんだけど”…って」