嘘と微熱と甘い罠


“何も覚えてねぇな”って…。

私、一体何をしたの…?

熱を持っていた身体が、一気に醒めていく。

背中に変な汗が走る。

私はギュッと自分の体を抱え込んだ。





その時、私は気付く。





「え…?なんで…?」





いや、本当はもっと早く気付くべきだった。

…自分が、服を着てないことに。





なんでなんでなんでっ!?

なんでこんな格好してるの!?

まだ救いは素っ裸じゃないってこと。

でも…下着姿。

上も下も下着しか着けてない。

どういうことよ、これーっ!!





「…相良ぁ…」

「あ?」

「…なにが、あったの…?」





頭からタオルケットを被ったまま。

記憶のない自分に、情けなさで泣きそうになりながら。

私は相良に尋ねた。