嘘と微熱と甘い罠


ギシッと。

ベッドのスプリングが軋む。

髪からまだ小さい滴が落ちてくる。

それを鬱陶しそうにタオルで拭く相良。

否応なしに視界に入る相良の引き締まった胸は。

お風呂上がりのせいかほんのり染まっていた。





ちょいちょいちょいちょい!!

無駄に色気振り撒かないでよ!!

普段見ることなんてないうえに。

お風呂上がりの素肌なんて威力倍増なんだって!!

…そういえば。

私、あの胸に抱かれて目を覚ましたことがあったっけ…。





「……………………ッ!!」





なんて。

そんなことなんで今思いだすかな…私。

目の前にあった相良の胸を思いだし。

腰の辺りからクウッと熱が上がってくる。

でも。

私の心中なんてお構いなしであろう相良は。

ひょい、と顔を覗き込んできた。