今日はやけに優しくない? もしかして、彼女扱いしてくれてるのかな。 咲也君がこんなに想ってくれてるのに、私何にもしてない。 自分の残念さに泣けてくる。 「どうした? 嬉しくて泣いてんのか?」 茶化してくる咲也君。 「今日だけだからな。ありがたく思え。」 「どうして...」 どうして私はこんなにも駄目なんだろう。 「そりゃ、記念日だから仕方なくな。」 私の呟きに咲也君が答えた。 そういうつもりで言ったんじゃないけど、 「記念日?」 と聞き返した。