SS男子の落とし方


——
———


「ねぇ、咲也〜
これから遊ぼう?」


甘ったるいのか、ねちっこいのか分からない声で先輩が俺にくっ付く。

...面倒くさい。


まだ入学したばかりだったが、やたらと先輩に声を掛けられていた。

ここまでくると、見た目って大事なのか逆に疑いたくなる。

得するとこもあるけれど、快適に過ごしたいよね。


「すみません、先輩。
用事があるので。」

にっこりと笑って、角が立たないように断っても先輩は引かなかった。


「何の用事?
いいじゃん、遊ぼう?」


上目遣いで見てくる。

ぶっちゃけ、顔はタイプじゃないんだよな。

スタイルは良いけど。

抱けるか抱けないか聞かれたら...抱ける。

所詮、高校生の恋愛なんてそんなもんだろ。