SS男子の落とし方

「ねぇ、土曜日遊びに行かない?」

あれから三日ほど経って春休みが始まる前日、そう言ってきたのは、もちろん芽衣だ。


「面倒くさい」

終業式を終えて、今は大掃除。

早く帰りたい。

こんなもんプロに任せるのが1番だろ。


チッ...埃っぽいな。


教室の窓を開けて後ろを見ると、案の定、箒を持った芽衣が膨れっ面で俺を見ていた。


「春から受験生だろ?
もっと自覚して過ごせよ。」


「一日くらい遊んだって良いじゃん!」


「その一日が後悔の元ってな。」


「だったら、一緒に勉強しようよ!」


「絶対する気ないパターンだろ。」