SS男子の落とし方

バッと俺の胸を押し返して、俺との距離を空けようとする芽衣。


そんなんじゃ逃がねぇよ。

芽衣が悪いんだから。



「遠慮しなくて良いけど?」

芽衣の意に反して距離を詰める。

小動物みたいな目で見つめる芽衣。

もちろん、顔はまだ赤い。


...流石にそんな顔されると我慢出来ねぇな。


引き寄せられるようにそっと口付けを落として、そのまま抱きしめた。


「さ、咲也君!?」


「煩いな。
黙らないと本当にそれ以上のことするぞ。」


これでも抑えてる。

芽衣の言う通りだ。

偽彼女のときと違う。

もっと複雑で手に負えない想いが生まれてくる。