「ほら、置いて行くよ?」


振り返って、手を差し出す咲也君は意地悪な顔をしていた。


SS王子と言うより悪魔?

そんな咲也君を追い掛けるのも悪くない...

なんてね。


慌てて追い掛けて咲也君の手を握ると、ギュッと強く握られた。


「いたっ。」


「ごめん、わざと。」


やっぱり悪魔だったか。


だけど、そんな悪魔が好きなんて、

今は教えてあげないー


【END】