SS男子の落とし方


「・・・。」

コーヒーをじっと見つめるだけで、受け取る素振りを見せない。


「咲也君?
早く受け取って・・・ーくしゅん!!」

ちょっと寒くなってきたかな。

私がブルッと震えていると、咲也君が上着を脱ごうとした。


「あ、大丈夫だよ。
そんなに寒くないし!」


「え?」


咲也君が目を丸くする。


「え?」


「上着、貸すなんて言ってないけど」


口角を上げて半笑いのSS王子。