SS男子の落とし方


「サクヤ!!」

振り返ると怒った女の人がいた。

ま、まさか咲也君、こんな年上の人にも手を出してたの!?


「うわっ!バレた!
チョコありがとね。」

と、ドラキュラ君が女の人の方へパタパタと走っていく。


「サクヤ!
保育園抜け出したら駄目ってあれほど言ったでしょ!?」


女の人...多分ドラキュラ君のお母さんは頭を下げると、ドラキュラ君の手を引いて行ってしまった。



「...俺が怒られたのかと思った。」


「あの子もサクヤ君だったなんて...
すごい偶然。」


二人で一頻り笑った後、

「忘れてた。
はい、コーヒー。」

咲也君のコーヒーを返そうとした。