ん?
この声...
「咲也君?」
そう尋ねると骸骨から咲也君が現れた。
よく見ると精巧に作られた骸骨のマスクだ。
「最っ低。」
ホッとしたのもあって、涙が溢れ出して止まらない。
「悪い、やりすぎた」
ちょっと反省したのか咲也君が、肩を抱いてくれた。
「このマスク、出口で売ってた。」
「うん。」
「一回ここ出たのに探しに来てやったんだ。
感謝しろ。」
「うん。」
「この場所さ、客が通るルートから少しズレてて探すの手間取ったんだけど。」
「うん、ごめん。」
まだぐずる私に珍しくイライラせず、待ってくれる咲也君。

