SS男子の落とし方

「...痛いんですけど。」

近づいてきた咲也君は、私の頬を容赦無く引っ張った。


「芽依、自分で考えろ。
手抜きだったらお仕置きな?」


ニヤリと笑うと、あーさみぃと両手を擦り合わせながら、咲也君は先を歩き出した。


「...妄想癖、直した方が良いな。」


「何か言ったか?」


「いや?
SS王子のお菓子には毒を盛っておくよ。」


「ふーん。
じゃあ、一緒に食べようか。
勿論、口移しで。」


毒ですらSS王子には通用しないのね...