SS男子の落とし方

「何でだろうな?
マリアが泣いてるの見るのより、芽依が泣くの想像する方が辛い。」


「やっぱ、あれかな?
マリアは泣いても他の男が慰めてくれそうだけど、コイツは物好きの俺しか相手にしてくれなさそうだからかな?」



「余計なお世話です。」

軽く咲也君のお腹を殴ると「ほらマリア、今の暴力見た?」と咲也君が茶化す。


そんなやり取りを見て、マリアちゃんが今日初めて笑った。


「仕方ないか。」

マリアちゃんはポツリと呟いて、フーッと息を吐くと涙を拭いた。


「もう降参。
芽依ちゃん、こないだの話は嘘だから。
意地悪してごめんなさい。」

深々と頭を下げられた。


「いやいやいや!
私も勝手に不二子ちゃんとか...!」


「不二子ちゃん?」

ぱっちりお目々がさらに大きくなった。


あ...

「とにかく、気にしないで!」