SS男子の落とし方

「そりゃあ...芽依が好きだから?」



「私たちはこないだ出会ったばかりです。」



「人を好きになるのに時間なんて関係ないよ。
それに...俺は入学式の頃から芽依のこと気になってたよ?」



椎谷君が上目遣いで私を見る。

よく平気でそんな嘘を...


「嘘つきは嫌いです。
これのどこが王子なんだか...」


「あぁ、俺って『SS王子』って呼ばれているんだっけ。」


「アレって何の"S"なの?
やっぱり俺のイニシャル?」



冷ややかな目で彼を見る。



「ドSの"S"!
自覚して下さい。」



彼を押し退けて、ベンチから立ち上がろうとすると腕を掴まれた。