「咲也の家に行ってたの?」


「うん。マリアちゃんは?」


「私は...家がそこで...」


そっか。

咲也君とマリアちゃんは幼馴染だから、マリアちゃんの家もこの辺だ。


「あの、マリアちゃんー「芽依ちゃんって、まだ咲也と付き合ってるの?」」


こないだの事を謝ろうと思ったが、マリアちゃんに遮られてしまった。


「へ?」


「だから付き合ってるの?咲也と。」


少し強い口調で、マリアちゃんがもう一度言った。