SS男子の落とし方

「今日は本当にありがとうございました!」

勉強を終えた私は玄関の前で咲也君に礼をした。


「はいはい。
もう来るなよ。」

シッシと虫を払うように手を振る咲也君。


「はーい。
お邪魔しました。」


「寒いから送らねぇけど、気を付けて。」


...優しくないんだか優しいんだか、分からないなぁ。

バタンとすぐに閉まった扉を見ながらそう思った。






「芽依...ちゃん?」

軽い足取りで3歩進んだ所で、声を掛けられた。

聞き覚えのある可愛い声。


「久しぶり...なのかな?
マリアちゃん。」

上手く笑えてるかなぁ...