SS男子の落とし方

「芽依ちゃんさー。
髪の毛サラサラだよね?」

晋也さんは私の髪に触れると、
指でクルクルしながら言った。


「あ、うん。
ってそうなのかな?」

不覚にもドキッとしてしまった。

私、面食いなのかな...


「ねぇ、気分変えたくない?」

グイッと晋也さんが私に近づく。


「う、うん。」


「じゃあさ、僕の部屋でしよっか?」

晋也さんは更にグイッと近付くと、私の顔を覗き込んだ。

ち、近い!!


「う...ゔっ。」

とにかく頷こうとすると、上から頭を掴まれて、無理矢理後ろを向かされた。


「部屋でなーにするの?芽衣ちゃん?」

咲也君の目が笑っていない笑顔と、いつもより優しい声に空気が凍りついた。